大豆は日本原産ではなくて、西域から中国を経て6世紀ごろ日本にやってきました。
大豆は日本の風土に合って、栽培が進み加工も工夫され、ご承知の通り味噌、しょうゆ
豆腐、納豆などを生み出しました。
これら大豆の加工品のなかで、とりわけしょうゆが17世紀の半ば、長崎の出島から
オランダ東インド会社の手によってヨーロッパへのスパイスの一つとして、オランダに
出荷されました。この輸出された陶器の容器には「JAPANSH ZOYA」と書かれていました。
しょうゆがヨーロッパ人にはショウヤ、ゾーヤと聞こえたのでしょう。
ヨーロッパの人たちにとって、しょうゆの原料である大豆を「しょうゆ豆」つまり「ソーヤ・ビーン」
「ソイ・ビーン」と呼んだのは当然だったでしょう。
今やアメリカ大陸で大々的に栽培され、日本に輸入されているSOYBEANSが日本のしょうゆ
を語源にしていることには不思議が縁を感じます。
野田はしょうゆの醸造で発展してきました。更に野田は、大豆の収穫前の若い段階の
「えだ豆」の日本で有数の産地として知られ、その品質も高い評価を得ています。
ところで野田のNPO法人「そい・びーんず」は野田の個性をアピールし、
その価値を高める運動をしていきます。
まちづくりNPO法人の名称を考えるとき、グローバルな調味料・しょうゆの故郷、えだ豆の評判
日本の食文化や健康を象徴する大豆が私達のこころにぴったりときました。
この名称を誇りに、しっかりと事業を展開して参ります。
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