第3回発醸文化シンポジウムが盛大に開催されました
平成29年11月12日(日曜日)、主催発醸文化メガロポリス推進活動プロジェクト (NPOそい・びーんず)、共催:野田市、流山市により、第3回発醸文化シンポジウムがキッコーマン野田本社で行われました。このシンポジウムは、和食がユネスコの無形文化遺産に認定され、世界中が日本食に注目している中で、「発酵・醸造食品の文化」を国内外に広く発信する場として開催され、約300人の参加者が熱心に耳を傾けました。総合司会は現代礼法研究所所長でNPOマナー教育サポート協会理事長の岩下宣子(のりこ)氏。
発醸文化メガロポリス推進活動プロジェクト代表の渡邊孝氏の開会挨拶に始まり、続いて、キッコーマン株式会社取締役名誉会長・茂木友三郎氏が「世界の味になった日本のしょうゆ」と題する基調講演を行いました。さらに、著名な料理研究家でもある、分とく山総料理長・野﨑洋光氏が「世界が注目する和食。その礎である発酵・醸造のちから」と題する基調講演を行い、だれでもおいしく味付けができる「調味料の方程式」など、和食に関する興味深い話が披露されました。
その後に行われたパネルディスカッションでは、発醸文化の醸成に日頃から取り組んでいる8名の識者から発表があり、活発な意見交換が行われました。終わりには齋藤健農林水産大臣、鈴木有野田市長、井崎義治流山市長が、発醸文化のさらなる発展に向けてメッセージを発信されました。
また、同プロジェクト代表の渡邊孝氏から、野﨑洋光氏を「発酵・醸造食品文化アンバサダー」に推薦したいという提案があり、満場一致で承認されました。野﨑氏が発酵・醸造食品文化の醸成のため就任を了承されると、会場からおおきな拍手が沸き起こりました。
シンポジウム終了後には市内コメスタで懇親会が行われ、発醸文化の将来について、活発な意見交換が行われました。
コーディネーター | 大瀬由生子氏 | 日本糀文化協会 |
パネリスト | 野﨑洋光氏 | 食文化 |
小川 浩氏 | 民俗学 | |
浜野光年氏 | こうじ | |
長原 歩氏 | しょうゆ | |
川根正教氏 | みりん | |
飯田真理氏 | NPO法人 | |
秋元由美子氏 | カフェレストラン | |
渡邊 孝氏 | 発醸文化 |
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キッコーマン㈱茂木名誉会長の基調講演 | 熱心に講演に耳を傾ける聴衆の皆さん |
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分とく山総料理長野崎氏の基調講演 | パネルディスカッションの模様 |